食洗機とルンバを手放した話

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師走なので家のなかを見回して、手に入れたもの、手放したものを振り返ってみました。
4月に引っ越しをしたのでいろいろ思い当たりますが、手放したもので特に大きなものは「食器洗浄機」と「ルンバ」です。
前の家に住んでいたとき、つまり結婚生活を送っていたときは、このふたつは必需品でした。
ゴーゴーと音をたてて食器を洗い上げ、乾かしてくれる食洗機。
留守中に床のホコリをすいとって、出迎えてくれるルンバ。
時間のないなかで家事を効率的におこなうための強い助っ人でした。
まず、春に引っ越すときに食洗機を手放す決意をしました。スペースがなかったことと、もうひとつ「自分の食器を自分で洗おう」と思ったことが大きな理由でした。
そのきっかけは、御池をひと筋さがったアンティーク店ベルのオーナーの前田さんの自宅に招かれたとき、彼が大切な骨董の皿やグラスを慈しむように洗うのを見て、私もそうしたいと思ったことでした。
食洗機を導入してから10年近くが経っていたので、実際かなり面倒ではないだろうかと危惧しましたが、意外にもたいしたことはありませんでした。むしろ気に入って手に入れた食器や調理器具をひとつひとつ丁寧に洗う作業は楽しいものでした。前田効果は絶大でした。
新しいキッチンをアイランド型にしたのも良かった。食器を洗っている時間も家族(息子)やお客さんに背中を向けずにおしゃべりできるので、精神的負担がなくなったのです。
我が家をレンタルスペースとして料理教室などで使うときも、みんなでワイワイと食器を洗い語らう時間が楽しく、アイランドキッチンの力を感じます。
そしてルンバについては、留守中に掃除をしてくれることで助かっていたのは確かだったのですが、ゴミが残っている箇所があったり、家具にひっかかって止まったりとストレスも多かったのでした。
今回、家の面積が減ったこともあり、木のほうき&ちりとりとマキタの電動クリーナーのふたつを用意し、気づいたときにちょこちょこと自分で掃除するようになったら、とても快適になりました。
マキタの電動クリーナーは新幹線の車内清掃などで使われていることもあって、ネット界隈では有名ですね。百式&ドットインストールの田口さんが絶賛されていたので購入したところ、本当に手軽でパワフルで良かったです。
ちなみにほうき&ちりとりは、スウェーデンのIris Hantverk社のものを使っています。インテリアになじむのと軽く持ちやすいので選びました。
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そんなこんなで、ほんの一年前までは絶対に「ないと困る」と思っていたものが、今では逆に「手放して良かった」と思うほどになりました。不思議です。
振り返れば、以前の暮しでは、時間的にも精神的にもまったく余裕がなかった。
特に精神的な部分で、何かに追われているような、家で悠長に家事をやってるなんて自分が駄目になる、というぐらい、家事労働時間を減らすことで自分を救おうとしていた気がします。大事なところはそこではなかったのに。
今は、自分の愛するスペースで、丁寧に食器を洗ったり、床を綺麗にすること自体が、楽しいとまではいかなくても、暮しの一部分として受け容れられるようになりました。
ひとり息子が成長したのも大きな理由です。赤ちゃんのときなど、それこそ食洗機がなかったら大変だった。
暮らし方も道具も、そのときどきで変化していきます。
今は、何よりも時間に追われることのない生き方がいちばんだ、と思っています。
もっともっと自分の気持ちにフィットした暮らし方や道具を模索していきたいです。

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