ふたりの関係

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最近、出来るだけ少人数で人と会うようにしています。理想はふたりだけ。男女を問わずふたりで会う時間が好きです。今日はクルマ好きの友人とドライブで淡路島に来ています。ちなみに今は明石海峡の見える露天風呂に首までつかりながら、これを書いてます。ブログならぬ風呂グ。頭上には月が輝き、海の向こうには橋のイルミネーションが。今年は生きていて良かったな、と思える出来事によく出会います。

人間関係の最小単位、ふたり。思えばいつも私は集団ではなくふたりを意識して生きてきました。仕事も、プライベートでも、行動原理は誰かひとりのために、というものでした。今も変わっていません。最近、色んな人とのふたりの時間が充実しています。だからブログを書く頻度が減りました。

昨日はお茶の稽古の後半、他の生徒が引けて師匠と二人になりました。師匠と私は向かい合い、時に世間話をし、時に茶の湯についての真剣な質疑をし、互いへの関心を言葉と仕種であらわし合いました。窯の湯が煮える音と、師匠の教えの声と、私の所作の音だけがありました。直接ふれあってはいないものの、確実に私たちはふたりの世界で唯一無二の関係を形づくりました。それは別れた後も消えることなく、側にいない時間も育まれます。師匠についてお茶の道を歩んでゆきたい、その思いは募るばかりです。

ある空間に相手と私だけ。とても親密で、時に秘められた、時に甘い、時に毒の混じった、他者には踏み込めないふたりだけの時間。

織物の縦糸と横糸のように、私と誰かの関係が形づくられる。その心地よさ。私は私と共にいてくれる相手をとても愛しています。女性でも男性でも、薄い関係でも濃い関係でも。

夫婦とか恋人とか友達とか、そんな有り体な名前の付いた関係ではない、複雑でここちよい、妙なる関係。

死ぬときも、色んな人に一対一で別れを告げたい。そんなにうまくはいかないだろうけれど。

頭上を吹き抜けていく瀬戸内の冷たい風。いつまでもこうしていたい。風呂グ、初めてだけどいいものだなあ。オススメです。

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