求めと与え

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京都では、梅雨のはっきりしない空模様が続いています。

シーツを洗って干しても、夕暮れどきに雨が降って台無しになる、そんなことが何回もありました。

それでもこの季節が好きです。

しっとりとした空気にまぎれて、時折差し込む強い陽射しにせまり来る夏を感じます。

今朝はひとりでゆっくりと豆を挽き、濃いめの珈琲をいれました。

お気に入りのCDをたくさん引っぱり出してきて、iPhoneにおさめました。これでこの夏は、ごきげんにドライブできそうです。

街中に引っ越したので、クルマを手放そうかと考えているのですが、まだ吹っ切れていません。

時間があいたとき、気の向くままにハンドルを握って走らせるひとときが好きだからです。

このあいだは、西山に行きました。比叡山をのぞむ借景が美しい寺の庭で静かに過ごしました。

つい先日は、嵐山に行きました。川びらきの準備で忙しい船着き場のそばを通り、人気のない木陰に座って、しばらく川の流れと樹々の緑を眺めていました。

考えるともなく考えていたこと。最近、感じていること。

それは、「求めること」と「与えること」のバランスについて。

自分の欲求に素直になることは、とても大切です。

欲求から顔をそむけては幸せになれませんが、それと共に、他者に対して自分は何が出来るか、ひととき思いを馳せてみる。それにもとづいて言動してみる。すると色々なことがうまくいくようです。

ただ自分が満たされようと思って行動しても、レスポンスが良くないのです。

あの人は何をしてあげたら喜ぶだろう?この場に何を提供すれば良くなるだろう?

主語を変えて考えてふるまえば、気付けば自分の欲求も満たされている。

政治の外交など、まどろっこしい駆け引きだと思っていましたが、やはり自国と他国のニーズを図りながら微妙なバランスを取っているのだと思います。

求めることと与えること、それぞれをうまく配分できるのが、大人なのかもしれません。

この歳で、やっと大人になれたのかな。私も。

そんなことを考えているこの頃です。

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