仏映画ナイト

140507

昨夜は街に出ずに家でひとり仏映画ざんまい。75年の『さよならの微笑 Cousin cousine』と09年の『ココ アヴァン シャネル Coco avant Chanel』を続けて観ました。

それぞれの主演女性の生き方と美しさの違いを比較しつつ、自分はどの部分に共感するか、何に対して心が響いたかを、今も残像と共に味わい、反すうしています。

ひとつめの『さよならの微笑』は、親族の集まりで出逢った既婚の男女が恋におちる不倫ものなのですが、基本的にカラッとコミカルにエピソードが綴られていました。フランス人の恋愛至上主義が明るい作品になった、という感じ。ひとつひとつの会話もウィットに富んでいて良かった。

印象に残った場面。最初は、惹かれ合いながらもぐっとこらえて「ずっと寝ない関係を続けるのはどうか」「伝説になるね」などと会話していた二人。ベッドを共にしない間はとにかく食事のシーンが多くて、ひたすら二人でケーキをぱくついたりするのですが、あるとき、堰を切ったように(やっぱり)体を重ねてしまい、その後はまったく二人による食事シーンが出てこなくなったのが、さもありなんと面白かったです。それにしてもマリー クリスティーヌ・バローが健康的な色気と優しさに満ちていて素敵だった。

ふたつめのシャネルの人生を描いた『ココ アヴァン シャネル』は、不遇・貧乏という状況にありながらも自分のスタイルを貫き通し、パリのファッション界で頂点に立つまでの道のりを、二人の男性との出逢いを中心に描いたものでした。シャネルの女としての繊細な部分が随分とクローズアップされており、本来はもっと強烈な女性だったのでは、と勘ぐってしまいました。さて、実際はどうだったのでしょうか。いずれにせよ、女性らしさ、人間らしさに寄り添った衣服を考案し、シンプルな美しさを追求したシャネルのオリジナリティに触れることができ、自分の感覚に素直に生きていいのだ、と勇気を得ることができた作品でした。

時代と共に女の人生も自由になった。今を生きる私は幸福だと実感します。

それにしても…映画に影響されて、引っ越し祝いに頂いたシャンパンを鑑賞しながら気付けば1本あけてしまったので少し二日酔い。あったかい玄米緑茶をたくさん飲んで仕事しました。

広告